力学の要点まとめ【物理の偏差値を上げる勉強法】



高校物理を学習し始めて初めて学ぶのが「力学」です。いわば無限に拡がる物理学という学問の入り口ですね。

野球では素振りを繰り返してだんだんと球が打てるようになるのと同じように、受験勉強も基礎をおろそかにしていては得点アップにはつながりません。全ての物理学の基本となる力学をおろそかにしてしまうと、物理が苦手科目になってしまいます。

物理が苦手な受験生は、一番最初の力学でつまずいてしまうケースが多いです。筆者も高校生の頃は力学でつまずいてしまい、物理学に苦手意識を持っていました。

ですが、ちょっとしたコツで力学は攻略できます。この記事では

  • 物理が苦手な受験生
  • これから物理を勉強する高校生

が最初の一歩でつまずかないよう、力学上達のコツについてお伝えしていきます。



力学ってどんな分野?

まず力学とはどんな分野かというと「物体に伝わる力と物体の運動について学ぶ学問」のことで、古典物理学と呼んだりもします。

  • 高いところからモノが落ちるのはなぜ?
  • 乗用車よりダンプカーがぶつかった時の方が衝撃が大きいのはなぜ?
  • 電車で急ブレーキがかかるとなぜ転びそうになるの?

上のような、日常でよく起こる出来事には物理的にどのような意味があるのか?を数式で考えていきます。

冒頭でもお伝えしたように、力学は全ての物理の基礎となる分野です。

電磁気学や熱力学を勉強していくとわかるようになりますが、力学で学んだ知識を応用して公式を導き出したり問題を解くことが多いんですね。

力学を中途半端にしか理解していないで勉強を進めるのは、土地がしっかりしていない所に家を建てるようなものです。ちょっとした風が吹いただけで崩れてしまいます。

逆に力学の理解さえしっかりしていれば、自然と物理の成績は伸びていきます。

力学を得意にするコツ

力学を得意にするためのコツは以下の2つです↓。

力学を得意にするコツ

コツ①:物理用語の正しい意味を覚える

コツ②:公式を丸暗記するのではなく導出できるようにする

コツ①:物理用語の正しい意味を覚える

たとえば「速さ」と「速度」の意味の違いを説明できますか?この違いを説明できない人は、おそらく物理が苦手だと思います。

一見同じように見える言葉も、実は意味が違ったり、意味の違いをきちんと理解できていないことが原因でミスをして減点されてしまうケースが多いです。

まずは1つ1つの言葉を正しく覚えましょう。詳しくはこちらの記事を読んでみてください。

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コツ②:公式を丸暗記するのではなく導出できるようにする

物理が苦手な受験生の多くが「公式を丸暗記しようとする」傾向にあります。英語や文系科目なら丸暗記でなんとかなるかもしれませんが、物理の場合は「公式の導出のやり方」まで理解した方がいいです。

物理は名前の通り「物の理(ルール)を理解する学問」なので、ただ公式に数字を当てはめるだけではなく、どうしてその公式が導かれるか?まで理解できると上達できます。

受験生をふるいにかける大学も、公式に当てはめるだけの簡単な問題しか解けない受験生より「どうして公式が成り立つのか?」その流れをきちんと理解した受験生を求めています。

詳しくはこちらの記事を参考に。

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力学の記事一覧【優先度順】

最後に当ブログで解説している力学についての解説記事を、学習の優先度が高い順番でまとめました。教科書「物理基礎・物理」の単元はあまり重視せず、偏差値を上げるために優先度の高い学習順でまとめましたので、ぜひ参考にしてください。


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