夏休みの賢い勉強の計画の立て方を伝授!【偏差値UP】



夏休みや冬休みなどの長期休みをうまく活用できるかどうかが、現役生が合格できるかどうかを分ける鍵になります。とはいえ一度しかない高校生活。せっかくの休みですから、部活に打ち込んだり友達と遊んだりもしたいですよね。

長期休みの勉強を賢く効率よくできれば、時間的にもメンタル的にも余裕を持って偏差値を上げることができます。

「毎日部活をやっていたのに〇〇が得意になった!」
「遊んでばっかだったのになぜか成績が上がっていた!」

そんな魔法のような勉強法をこの記事で伝授しましょう!

特に受験までの期間に余裕がある高一・高二の現役生は本記事をしっかりと読んで欲しいですね。

 



多くの受験生が長期休みの勉強法を間違える

長期休みの期間中は、ふだんの授業から解放されて自分のニガテを克服する絶好のチャンスです。特に1ヶ月も休みがある夏休みにいかに効率よく勉強できるかで合格率は大きく変わってきます。

ただ、残念なことに多くの受験生が長期休みの勉強の計画を間違って立ててしまいます。

例えばこれ、高2の頃の僕が立てた夏休みの目標です。

 

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【目標】

今日から河合塾の数学良問を、
1日で50問解いて、

その後に英語単語を100個覚えて、

古文の単語50個を覚えて、
センターの過去問を解いて、

その後に、化学のセミナーを30問一気に解いて、
その後新体系物理を、、、

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はい、無理ですね(笑)

僕は部活をやっていなかったので毎日9時間くらいの勉強時間を確保して勉強していたんですが、風邪を引いたり友達と遊んだりでスケジュール通りにはいかず全体の半分くらいしか目標を達成できませんでした。

残念ながら、多くの受験生が僕と同じような無理なスケジュールを作っています。で、結局目標達成できずに中途半端な勉強で終わってしまう。

あなたもこんな経験をしたことがあるのではないでしょうか?

 

正しい勉強法:科目・単元を絞って得意を作る

長期休みの勉強は、すべての科目をまんべんなくするよりも、「やるべきことを絞って得意科目を作るような勉強スケジュール」を立てるのがお勧めです。

例えば

・数学については確率を完璧に仕上げる
・物理については波動を完璧に仕上げる
・化学の有機を完璧に仕上げ、英語については単語だけ増やすようにする

といった感じで得意な科目、単元を作ることに特化させます。

理由はいくつかありますが、一つに絞って集中して勉強することで、得意科目を作れるというのが一番大きいです。

例えば今まで指導してきた生徒さんたちをみると、

受かるヤツ落ちるヤツ

パターン1:全科目で70点を取れるAくん

パターン2:絶対に90点以上を取れる科目がありニガテ科目と合わせて70点になるBくん

の2人がいた時、得意科目のあるBくんの方が合格率が高い傾向にあります。Aくんのパターンも合格しない訳ではないんですが、得点源になる科目が少ないので、ケアレスミスが起きた場合に他の科目でリカバリーするのが難しいです。

絶対的な得意科目を一つ持っていると「他をミスしてもなんとかなる!」といった感じでメンタル的にも安心しますしね。

 


脳は過去の経験と連想させながら記憶する

科目を絞って勉強するのは、脳の学習の仕組み的にも効率が良い勉強法です。脳は新しいことを学習する際に、必ず過去の記憶や経験に紐付けて学習するようにできています。

例えばりんごを初めて食べた人がいたとしましょう。おそらくその人は、りんごを「赤くて丸い甘い果物」として記憶するはずですが、ペンでメモを書くように記憶するのではなく、図のように過去の経験や記憶から関連する事柄に結びつけて記憶をします。

「赤い・丸い・甘い・果物」に関連する過去の記憶と新しい回路を構築することで、脳細胞はどんどん発達していきます。するとその人は「赤い」ものや「丸い」ものを見たりすると、連想してりんごのことを思い出すわけです。

この脳の仕組みをうまく活用することで勉強の効率は大幅に上がります。一つの科目の一つの単元をきちんと仕上げることで、次の勉強を受け入れる脳の回路が準備されるのでスムーズに効率よく学習した内容が脳に定着します。

もし、これがすべての科目や単元を中途半端に勉強する勉強法だと、脳の回路がうまく作れずに記憶に定着しないのです。

 

基礎勉強は「ながら勉強」できる工夫を!

一つの単元を極めるのが長期休みの効率の良い勉強法ですが、それと同時にもう一つオススメしたいのが基礎勉強や暗記モノは「ながら勉強できる工夫」をしておくことです。

例えば英単語は通学中にCDで聞くようにする、古文漢文の文法をyoutubeで授業動画を拾って入浴しながら勉強する、などです。

僕の場合は英単語を覚えるときは必ずCDとセットの英単語帳を購入して、そのCDをipodに入れて移動中や風呂に入りながら聞くようにしていました。英単語を暗記するときはそのためだけの時間を作らずに、必ず何かをしながら並行して勉強する「ながら勉強」だけで済ませていました。

なぜ「ながら勉強」が効率的かというと、理由は単純で「暗記ものには終わりがないから」です。

暗記モノの勉強は基本的に量があります。英単語だと難関大学に合格するには7000語は覚えないといけませんし、また、一度覚えたものでも人は忘れますから、勉強し続ける工夫をすることが大切なんです。

勉強の質を上げるというより、質が下がってもいいから回数をこなせる工夫を作るということですね。

よく自習室などで英単語帳を何時間も眺めながら覚えている受験生がいますが、その方法は疲れるだけで効率もあまり良くないのでお勧めできません。RPGで魔法使いが覚える呪文のように、一度覚えたら二度と忘れないというものではないですから、集中して覚える時間を作るよりもながら勉強で回数をこなした方が効率が良いんです。

長期休み期間に限らず、普段から暗記モノ記憶モノの勉強にはながら勉強を取り入れてみてください。ながら勉強でもきちんと暗記はできますし、他の科目に当てる時間が捻出できるので勉強の効率が大幅にアップしますよ。

 

まとめ

長期休みの勉強法まとめ
  • 科目、単元を絞って完璧にするように意識する
  • 暗記ものは「ながら勉強」で効率よく回数をこなす

あなたも「絞って得意科目を作る!」を合言葉にして、偏差値をアップさせてくださいね!

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