ヤングの実験

光が干渉することを証明するために1807年にヤングが行った実験。図のような互いに平行な2つのスリットS_1S_2をごく小さな間隔で開けた遮蔽物に、光を遮蔽物に対して垂直に当てると、スリットを通過した2つの光は干渉してスクリーンに明暗の縞を映し出す。

光の波長を\lambdaとした時、スクリーン上の点が以下の2つの条件の時それぞれもっとも明るく、もっとも暗くなる。

最も明るくなる:|S_1P-S_2P|=n\lambda(n=0,1,2,…)

最も暗くなる:|S_1P-S_2P|=(n+\frac{1}{2})≠lambda(n=0,1,2,…)

スリットS_1S_2の間隔をd、スリットとスクリーンの距離をaとした時、隣り合う縞の間隔が\lambda{a}/dと等しくなる。